2010/10/29 11:50

アンチウイルスソフト業界 (2010年10月)
ユーザー企業の業種業態や年商規模を問わず、必要不可欠なソフトとして確固たる地位を築いたアンチウイルスソフト。しかしながら、ユーザーがこの汎用ソフトを導入するのはもはや当たり前となっており、市場の成熟とともに成長率は鈍化している。その一方で、メーカーのシェア争いに際立った動きはなく、動きの少ない業界ともいえる。
トレンドマイクロが圧勝、世界の構図とは乖離
国内市場のメーカー別売上シェアをみると、上位3社で92.6%を占める。国内には約10社のアンチウイルスソフトメーカーが存在するが、トレンドマイクロとシマンテック、そしてマカフィーの3強が市場を牛耳り、他社の追随を許していない。なかでも、トップのトレンドマイクロは51.9%ものシェアを獲得し、独り勝ちの状況。全世界の売上高のうち41%(09年度第4四半期)を日本で稼ぐ。
世界市場でのシェアをみると、1位シマンテック、2位がマカフィーで、トレンドマイクロが圧倒的に強い日本の市場は非常に特殊といえる。強さの源は、そのサポート力にある。本社を日本に置き、他の外資系メーカーとは違う点をアピールしているが、日本企業独特のニーズに迅速に対応するサポート体制は評価が高い。「国内商習慣への適応度が高い。事業部をSMB(中堅・中小企業)と大企業に分ける戦略は他ベンダーも追随している」と、IDC Japanの花岡マネージャーは評価する。
★アンチウイルススソフト業界全体を分析した解説記事
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>アンチウイルスソフト 市場は成熟、価格勝負の様相に 主要メーカーのチャネルは類似 の全文を読む
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