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2012/01/13 10:33

業界マップ ベンダーの勢力と市場がひとめでわかる

x86サーバー業界 (2012年1月)

 東日本大震災の直後にスタートした今年度(2011年4月~12年3月)。x86サーバーの出荷台数にも悪影響が出ることが予想されたが、実績はその不安とは裏腹に大きく成長した。上期(4~9月)は、前年同期に比較して6.7%伸び、27万台に迫る勢い。このままいけば、通期で4年ぶりの54万台超えもありそうだ。IT産業全体の浮き沈みのバロメータとなるx86サーバーの販売状況を、最新データをもとに俯瞰する。

上期は好調で6.7%増、2期連続プラス成長

  x86サーバーの出荷実績の最新データによると、2011年4~9月(上期)の出荷台数は26万7852台。前年同期に比べて成長率は6.7%だった。伸びた理由として、まずネットサービスを手がけるユーザー企業の需要が旺盛であること、業種を問わずサーバー統合用にハイスペックなサーバーを購入する機運が高まっていることが挙げられる。

国内x86サーバーの出荷台数推移

 この傾向は数年前から続いており、今年度上期も続いている。そして、「3月に出荷する予定だったサーバーが、東日本大震災の影響で4月にずれこみ、今年度上期にその実績が含まれたことも数字を押し上げた理由」と、調査を行ったノークリサーチの伊嶋謙二社長は分析している。通期(4月~3月)の見通しも増加が見込めそうだ。11年10月~12年3月(下期)の出荷台数は、5.5%増の27万4200台と予測。通期では、6.1%増の54万2052台としている。実現すれば、4年ぶりに54万台を超えることになり、過去10年で3番目に多い台数を出荷することになる。

NECがトップ死守、忍び寄る2位と3位

 伸びた上期でシェアトップを獲得したのは、出荷台数、金額ともにNECだ。10年度の通期シェアと比較すれば、台数で0.5ポイント、金額で0.9ポイント落ちたものの、No.1のポジションを守った。2位の日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、前年同期比11.6%増と市場全体の伸び率を上回る好成績。10年度通期のシェアに比べて、台数で1.2ポイント、金額で0.8ポイント上げた。その要因として「製品供給力の強さとチャネル(間接販売するITベンダー)の後押しがあった」(ノークリサーチの伊嶋社長)とみられる。

x86サーバーのメーカー別シェア(2011年度上期)

 日本HPと同様に2ケタ成長したのは、3位の富士通だ。前年同期比11.4%増で、シェアは台数で21.1%、金額で21.2%。台数シェアは3位で、10年度通期と変わらないものの、金額シェアは2位の日本HPを上回っている。単価の高い機種の販売が好調だったことがうかがえる。4位はデルで変わらないが、前年同期比15.8%減と低迷。5位の日本IBMは8.2%増、6位の日立製作所は17.3%増でともに伸びた。

★詳細な解説記事
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>x86サーバー 4年ぶりの54万台突破か NECに肉薄するHP、富士通 の全文を読む

※本記事は、週刊BCN 2012年1月9日付 vol.1414より一部抜粋したものです。会員登録していただくと、オリジナルの記事全文をお読みいただけます。会員登録はこちら(無料)。

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